一日一工夫

苦手な家事を少しでも楽にするための試行錯誤の日々を綴っています。

家事嫌い克服のための私なりの工夫

家事全般がとてつもなく苦手です。
出来ればやりたくない。
かろうじて料理は、作れば喜んで食べてくれる人がいたり、人をよんで家でお酒を飲みながらわいわいするのは楽しいので、それなりの報酬と言うかやりがいを見いだせますが、掃除、洗濯、お片づけ・・・。やってもやっても数日、いや毎日また元のスタート地点に立たなくちゃいけない。そしてその作業そのものが楽しくない。汚いものに触らなくちゃいけなかったり、姿勢がきつかったり(お風呂掃除とかね)、濡れたりアレルギーになったり「やったぁ〜〜〜!!!終わったぁ〜〜〜!」って思っても、その状態をずっと保てるわけではない。汚れた洗濯物はまた出され、ホコリはたまり、シンクにはお皿が積み上げられ・・・。

エンドレス。

家事代行サービスの広告が画面に表示されると必ずクリックしてしまいます。でも、うちには小さな子供がいるわけではないし、仕事もさほど忙しくないので「手が回らない」というほどではない。よって毎回「まあ、こういうのをお願いするほどではないかな」となる。
欲しいのは人手じゃなくて「さ、やろっ♫」っていう軽い脳内からの指令なんですよね!サッと立ち上がってチャチャっとできるフットワークというか・・・。エンジンさえかかってくれれば、そしてその作業そのものを「楽しい」まではいかなくていいから「何も考えずに淡々と、粛々と進められる」体質(?)が身に付いてくれたら・・・。

というわけで、私なりの「家事スイッチ」を入れる方法をほんの少しだけど公開してみます。

①ゴム手袋マジック
これはね、私的にはマジックです。分厚いゴム手(ピンクとか黄色とかの)ではなくて、100枚くらい箱に入ってる、歯医者さんがつけてるようなぴたっとした手袋。私はお皿や流しを洗う時に手が油っぽくなったり、単純に水気に触れるのがかなり苦手で、食後にお皿を洗いたくなくて(あるいは食洗機に入れるためにシンクで水につかってるお皿を触りたくなくて)、いつまでもダラダラ時間を過ごしては大きな大きなストレスとたたかっていたのですが(今もそうですが)このゴム手をつけるとスイッチが入ります。不思議!お皿を洗って(食洗機に入れて)、その後排水口のゴミを取って(ストッキング状のネット使用しています。便利)、シンクや排水口やコンロを掃除して・・・。これらの触りたくない場所、汚い部分を躊躇なく触ることが出来る。お皿→掃除と一連で使用出来るのも、終わったら捨てるだけの使い捨て手袋ならでは。
同じ要領でお風呂場→トイレ掃除も。お風呂場の排水口大嫌い(好きな人はいないと思いますが)ですが、ゴム手をつけてればどんどん触れるし、細かい場所(我が家のお風呂場の排水口は部品が細かく入り組んでいてめちゃくちゃ掃除がしにくい)で掃除器具が届かないような場所はそのまま手でこすって落とせます。手の感触があるから作業がしやすく、何度も言いますが汚い場所をさわるハードルがぐっと下がります。

②なんちゃってタイマー
私には歳の離れた妹がいるのですが、まだ子供の頃、彼女が道の途中で遊び出したりしゃがんだりするとよく数を数えたものでした。するとなぜか焦ってそれをやめてわーっとこっちに走ってくる。何がどうってわけでもないのに、追い立てられるとやらずにはいられない。不思議だけどこれって何かの本能なのかな?これはどなたかがご自身のブログで紹介されていた方法なのですが、同じ要領で「お風呂がわくまでにお洗濯をたたみ終えよう」「お湯がわくまでに食洗機の中身を全部出そう」(←入れるのも嫌なら取り出すのもおっくうらしい笑)というように、何かと競争するような感じで時間を区切ると、驚くほどはかどります。ポイントは「お風呂がわいちゃったらもうお洗濯たたむのはストップしなきゃダメ」という謎のマイルールを設定すること。なんの拘束力もないのになぜか「なんとしても今のうちに終わらせなきゃ!!!」と焦ります。私は今言った2つがお気に入り。あまりにもはかどるので、他にもベストマッチがないか模索中。同じ場所であったり、作業時間が同程度のマッチングがはかどる秘訣です。

③100円手袋
掃除機をかけるときはかならず100円のモコモコ素材?の伸縮する手袋をつけます。これ、どんなモップやはたきよりも棚の上や掃除機の入らない箇所のホコリを取ってくれます。置きものなら手に取ってヨシヨシすればばっちり。モップだと置いてあるものの上をなぞるとずれたりよく力を入れられないのが嫌でしたが、手袋なら掴んでしまえるのでかなりほこりを吸着します。あとはつけたまま大まかなホコリを取り、軽く水洗いしてから洗濯機にポイ。楽チンです。

④タイムラプス
主に料理をするとき。タイムラプスで録画しながら作業をすると緊張感が増してサクサクことを運べます。別にそれを公開するとかでもないのに緊張して(笑)ちゃっちゃと動けちゃいます。基本的にその場にいなきゃうつらないので途中で投げ出してダラダラしに行ったり、スマホを見たりというわけにもいかず(スマホは撮影にとられちゃってますから!!!)、集中できます。そして見返すと、当たり前ですが包丁さばきなどめちゃくちゃ早いので、料理上手になったようで気分が上がります笑。

⑤時間割をつくる
いかに「家事をやらない時間」を捻出するかに命をかけているので、だったら逆に「何時まで(何時からは)何もせずに思いきり好きなことを出来るか」ということを可視化するために、10分きざみくらいで時間割をまずは書きます。日中家にいられる日なら、朝はこれとこれを何時までに終わらせる、そして日中思い切りダラダラしたり好きなことをしたら、夕方は最低何時までにスーパーに行って、何時までに夕食の支度に取りかかればいいのかということを自分に分からせると、安心して(?)のんびりすることが出来ます。この時間割はもう長年やっているので、どの家事にどれくらい時間がかかるかということもだんだん分かるようになってきました。そして終わったら思いっきり横線引いて消すのも達成感があります。

⑥やらないときはやらない!
色々試しても、でもどうしても夕食後お皿を洗いたくない、今日はお洗濯たたみたくない、私はお恥ずかしながらこの歳になってもそう思う日が頻繁にあります。そういうときはもう思い切って寝ることにしています。お皿がシンクに山のようになっていようが、床にホコリがふわふわしていようが、やらないと決めたらやらない。何が大事かって、いかにストレスなく毎日楽しく過ごすことが一番大事だから。そういう自分をダメなやつって思わないようにしています。人には得手不得手がある。出来れば家事が好きで得意に生まれてきたかったけど、そうじゃないものは仕方がないし、その分他の人より得意な分野があるかも知れない。そっちを伸ばすためには、不得意なことでこれ以上疲れるのはやめよう・・・そう思います。


私自身、一定の頻度で「家事がしんどい」「家事 嫌い 克服」などとネット検索していて(笑)ここに書いていても、相当嫌いなんだということが自分でもよく分かりました。そんなときによその人の体験というか、知恵にはホントに助けられていて、ならば私も!と、今回記事にしてみた次第です。どこかの家事嫌いさんの、ほんの少しでもお役に立てたら嬉しいです。