一日一工夫

苦手な家事を少しでも楽にするための試行錯誤の日々を綴っています。

冷蔵庫の食材の使い忘れ(廃棄)をなくす方法を日々考えています

今日、冷蔵庫の大掃除をしました。
庫内の汚れを取り除く作業と、賞味期限切れなどで食べられなくなった食材の発掘(?)→廃棄作業が同時だと精神的ダメージが大きいので、庫内の整理自体は数日前に終わらせておいたのですが、棚のガラス板はシンクで洗うには大きいし、かといって調味料などの液だれは雑巾で拭くには頑固すぎるし、意外と重労働ですね。つくづく整理と清掃の日程をわけて良かったと思いました。
それにしても毎度のことながら、自分の食材の管理の下手さには閉口してしまいました。もう何十年も主婦をやっているのにどういうことでしょうか?全く学ばないとはこのこと。食材の廃棄は人道的にも、環境的にも、そして金銭的にも悪影響です。食べ物を自分の不注意で食べどきを逃して捨てざるを得なくなった時って、ものすごい自己嫌悪に陥ります。私が食材の買い物や料理が苦手なのは、食材を管理しきれなくて、開けるたびに何かとんでもないものが忘れ去られて恐ろしい状態になっているのではないか?という不安と戦わなければいけないから、というのも一因としてあると思います。
先日一念発起して冷蔵庫・冷凍庫の隅々まで食材を整理してから、もう今後はおっかなびっくり冷蔵庫を開けたくない・・・と、強い感情が(今さら)わいてきて、どうすればこの食材管理ストレスから脱出できるか考えました。
まず、我が家は2人暮らしなので、野菜でも肉でも、品目を増やそうとするとどうしても中途半端に余りがちです。ラップにくるんだ野菜の切れ端とか、パックに1/4くらい余ってしまったお肉を小さくくるんでとりあえず冷凍したものとか、大鍋で作った料理の残りとか、つい忘れて放置ということがよくあります。
次に、滅多に使わない調味料と、口に合わなかったり、食べる習慣のない食材の頂き物。エスニックの調味料など、他で代用できないものを仕方なく買って、その後は出番なし、とか、珍しい地方の特産品などをいただいたけれど、原材料からしておそらく口に合わないだろうな・・・と思われる食べ物。当たり前といえば当たり前ですが、頂き物でも美味しそうなものは管理しようと思う間もなく胃袋へと消えていくのに、そうでないものはなんとなく手をつけられずにいて、いつの間に奥へと押しやられ、数ヶ月後に発見し賞味期限を見てギョッとする、というパターン。
そして、家にある食材をよく把握せずに買い物へいき、ないと思って買って帰宅したらまだあった、というパターン。私は超面倒くさがりなので「確かあったはず」と思っても、帰宅して確認してやっぱりなかったというときに再度買いに行かなければいけないのが面倒なのでとりあえず家にあってもいいから買う、の繰り返しで、今まで何度も重複買いを繰り返してきました。
こう書いてくると、自分のあまりのダメ人間さに愕然とします。でももう、冷蔵庫を開けるストレス(と、夫が庫内を見てる時に何か発見されやしないかとヒヤヒヤするストレス)からは卒業したい!ので、色々考えました。
①まず、よく買うもの、使うものは置き場所を決めて、在庫の把握が一目瞭然になるようにしました。中でも意外と足が早いのが納豆とお豆腐。納豆なんて元々腐っているのになんであんなに賞味期限短いんだろう・・・?と思うのですが、一番見やすくて、個数が把握しやすい場所に置くことにしました。おにぎりの具にする佃煮類なども一箇所にまとめておかないと、ないと思ってまた買ったりしがちなので「ご飯セット」として、海苔、ふりかけ、梅干しなどと一緒にしまうことにしました。
②買ったものでも、頂き物でも、必ず冷蔵庫にしまう前に賞味期限を確認するようにしました。日付を見て、期限がくるまでに間違いなく消費するであろう食材はそのまま収納し、そうでないもの、そして比較的長期保存がきくものでも、手前に置いておかないと忘れそうなものは取り出しやすい手前におくようにしました。そして、そこまでやっても結局食べなかったものはもう仕方ないのであまり気に病まずに処分することにしました。
③食材の買い物に行く回数を減らしました。献立を考えるのが憂鬱で、毎日行き当たりばったりに献立を組み立て、ちょこちょこ買い物に行っていたのですが、これだと食材の使い回しがきかないのでロスが多いですよね?一念発起して、毎週ウイークデー5日分の献立を一度に考え、買い物メモを作って買い出しに行くシステムに変えました。これが大正解。献立5日分考えるのは確かに気力も時間もそれなりにかかりますが、今は素晴らしいレシピがいくらでもネット検索で見ることができますし、毎日「今日何作ろう・・・?」がないのってすごーーーく気が楽です。金曜日には冷蔵庫がほぼ空っぽになっています。ほぼ空の冷蔵庫は食材のチェックがしやすく、よって庫内の在庫チェックが週1ペースでできる事になります。週1でチェックしている冷蔵庫の食材確認って全然苦じゃありません。余っている食材は可能な限り翌週の献立に反映させるので、ロスは激減です。
④買い物してきたレシートを冷蔵庫の扉に貼るようにしました。これは牛乳1本とかのレシートではなく、週1の大きい買い物のレシートのみです。毎日数回、冷蔵庫を開けるたびになんとなくチラチラ見るだけで、何が今冷蔵庫に入っているか把握しやすくなります。使い切ったら線を引いて消したりもしています。レシートで大体把握して、献立を決める前に中身を実際に見ればもう完璧です。

以上、色々書いてきましたが、結局、冷蔵庫を開けるのって「いったいどうなってるのか・・・怖い・・・」というのが最大のストレスだったりします。だからこまめに開ける、開けて把握する、そして把握しやすいように余裕を持って収納する、これでストレスと掃除の手間を軽減するというのが有効な方法なのかもしれません。
ちなみにこの方法でスペースにだいぶ余裕ができ、野菜室の浅い引き出しが丸々開いたので、ここは私の隠しおつまみ&チョコレート隠し場所になりました(笑)。思わぬ副産物。