一日一工夫

苦手な家事を少しでも楽にするための試行錯誤の日々を綴っています。

アラフィフ女の矯正日記①〜準備期間から器具装着まで

・決意のきっかけ

永久歯が生え始めたころから自分の前歯の大きさ(と向き)は

ずっと気になっていました。

中学高校時代についたあだ名は「リス」「小動物」←

友達が書く私の似顔絵には必ずネズミ男のような大きな前歯が・・・(悲)。

 

それでも、まわりで矯正をしている友人が「歯医者へ行く前日しかカレーは食べられない」だの「昨日歯医者で調整だったから今日は激痛」だのと言っているのを耳にすると

「根性なしな自分には絶対無理!!!」と尻込みしていました。

 

ロンドンに住むようになり、歯医者さんから足も遠のきがちだったある日

だましだまし装着していた差し歯がもうくっつかなくなってしまい

藁にもすがる思いで一時帰国の際に日本の歯医者さんにかかったところ

もうその歯は抜歯してインプラントもしくはブリッジにするしかないと

ついに言われてしまいました。

 

ブリッジとインプラントのメリットデメリットを色々調べるうち、どうやらインプラントがよさそうだけれど、手術があまりにも怖すぎる・・・。

そして、歯1本にこれだけの費用をかけるのならば、この歯を矯正で抜歯する歯にして

矯正をした方がいいのでは・・・?とふと思いました。

そして早速先生に相談し、可能性の模索が始まりました。

 

・歯牙移植

いざやる!となったらすぐに開始出来ると思ってたのがそもそもの間違いで

さまざまな検査、虫歯を完全に治療する・・・など、クリアしなければいけないことがたくさんありました。

 

その中のひとつ「歯牙移植」

私の場合、もう抜くしかなかった虫歯の隣の歯もコンディションが悪く、どうせなら

悪い歯を矯正用で抜歯したい(合計4本抜きました)、でも同じ箇所を隣同士2本

というのはアンバランス・・・。ということで、下顎の健全な歯を抜いて、同時に

抜いた上顎の虫歯の箇所に移植する、という作業をしました。

詳しいことは全く分からないのですが・・・。

「そんなんでちゃんとくっつくの!?」と不安でいっぱいだったにも関わらず

抜歯から2週間後くらいにはまるで元からそこに生えていたかのようにしっかりと

根を下ろし(?)ていたのには心底びっくりしました。

 

他にも細かい治療をしていただき、計測、型取りetc...

つい先日、残っていた2本の抜歯と同時についについに器具を装着しました。

この日をあんなにも待っていたのに

装置を着けた直後はあまりの違和感に絶句・・・。

そしてその日は朝から3時間の長丁場でそれまで何も口にしておらず

腹ぺこで、とりあえず何が食べれるかな〜?フィレオフィッシュなら

噛みちぎれるかしら?などと安易に考えてマックに入ったら・・・。

ポテトを噛んだときの矯正具にはさまる気持ち悪さ

ハンバーガーのバンズを噛みちぎる大変さに、3分の2以上を残して店をあとに

しました。

こんなはずじゃなかったすぎる!もっと昨日までに色々美味しいもの食べておく

んだった!と激しく後悔。

これが外れるまで、あと数年この違和感とのたたかいなのか・・・?

どんよりと帰途についたのでした。