一日一工夫

苦手な家事を少しでも楽にするための試行錯誤の日々を綴っています。

ブラーバが我が家にやって来た【使用感やブラーバジェットとの比較など】

実家で暮らしていた数十年前、掃除機がけはもっとも憂鬱な家事の一つでした。

いつからか「フロアモップ」という名の神アイテムが発売され、一も二もなく飛びついたのは言うまでもありませんでしたが、それでもその当時の家のこと、畳の部屋もカーペットの部屋もあり、まだまだ掃除機は手放せず・・・。

昔ながら(?)の本体を床で転がすタイプの掃除機は、コードを引っ張り出す手間、吸い込みノズルを組み立てる手間、挙句にしまい場所の確保と、まさに面倒くささのオンパレード。もっとも嫌だったのは床に接しているコードや本体の下に掃除機をかけるという作業。これ、私のように家事が苦手で集中力が途切れやすい方になら共感いただけるはず・・・。

現在の住まいは全室フローリング、アレルギー持ちなこともありラグ類は敷いていないので、掃除はフロアモップとマキタのコードレス掃除機の2本立て(?)でぐっと楽になった・・・筈でしたが(笑)、人間欲を出せばきりがないものでして。

ブラーバの存在を知ったのは数年前でしたが、住まいが広いわけでもなく

 

①フロアモップとマキタで十分ではないかとの思い

②椅子やテーブルの脚のまわりなどしっかり掃除してくれるのだろうか?という疑問

 

を長年払拭出来ずに購入をためらっておりました。

ですが留守中に床掃除が終わっているという利便性が魅力的すぎるのと、色々な人のレビューで購入してよかったという意見が圧倒的だったこともあり、ついに決断。

結果大正解でした。ブラーバさん、本当にいい仕事してくれてます。

 
【ブラーバにするか?ブラーバジェットにするか?】

 「ブラーバ」には、他に「ブラーバジェット」という機種もあり

どちらを購入するか決めかねるまま、家電量販店に買いに行きました。

結果私は普通の(?)ブラーバを買うことにしました。理由は

①ブラーバの方がより広範囲を一度に掃除できること---私の購入当時ですと、ブラーバのドライモードでは56畳、ブラーバジェットは15畳まで一度に掃除が可能でした。留守中の使用が主目的なので、一度に広範囲を掃除してもらえた方が便利です。56畳は必要ありませんが、15畳分だとちょっと足りないので、ブラーバを選びました。

②ドライモード使用時に市販のフロアモップのシートを使用出来る---ブラーバの乾拭きモードでは、市販のフロアモップのスペアシートを使用出来ます(ちなみに水拭き時には付属の専用クロスを水で濡らして繰り返し洗濯して使用します)。これがブラーバジェットですと、すべてのモード(水拭きも乾拭きも)専用の使い捨てシートを使用する必要があり(ただ、最近ではブラーバジェットにも市販のシートを使用する裏技があるようですが)、ランニングコストがかかりすぎるように感じました。

 

上記の2点からすると、ではブラーバジェットはどういいの?という疑問があるかと思いますが、単純にブラーバよりも小さめなので小回りがききやすいという点と、本体から洗浄液が出て、それをクロスが小刻みに数回往復して拭いてくれるので、食べこぼしや皮脂の汚れ、あるいは花粉などのアレルギー物質などをよりきれいに拭き取ってくれるという点、つまり、水拭きにより特化した機種だと言えるのではと思います。我が家は日中誰も在宅していないですし、小さい子供やペットもいないので、水拭きが頻繁に必要な箇所といえばキッチンの床3畳分くらいで、ここは料理のついでに時々ざっと拭いているので、ここまでの必要性はないと判断しました。

ちなみにブラーバで水拭きをする場合は、着脱可能なプラスチックのパッドの内部に水を入れ、一方専用のクロスも水に濡らしてからパッドに装着します。タンクからすこしずつ水が補給されて、最後まで乾くことなく水拭きをしてくれます。終わってからクロスを見てみると、びっくりするくらい汚れてます。私はそれを軽く洗面所で洗ってから普通に洗濯しています。なので使い捨てでなくてもさほど面倒には感じません。

一度、使い捨ての市販のウエットシートをドライ用のパッドにつけて稼働させてみたのですが(構造上、使い捨てシートはタンクのついているウエットモードのパッドにはつけられません)、最後の方は乾いてしまったのか、あまり汚れがついていませんでした。なのでウエットモードを使い捨てで利用は出来ませんでしたが、付属のクロスの手入れはさほど面倒ではなく(この私が言うのですから間違いないです笑)、汚れもここまで取れるのなら、我が家ではブラーバの水拭きで十分でした。

 

【小回りはきく?細かいところの汚れは?】

ブラーバのお掃除風景を観察していると、想像よりずっと細かいところまでカバーしてくれているなぁと感じます。部屋の各辺には、最初本体の角でコツコツと何度かタッチしてここがへりだと認識したら、あとはそのへりぎりぎりにスーッと動いています。

机の下や脚のまわりはどうするのかな?と見ていましたがくるっと回って拭いてくれました。また、10センチ角くらいの立方体の司令塔?のようなものを設置して、まんべんなく拭いているかモニターしているので、例えば我が家で使っているように寝室→廊下→洗面所といったかなりいびつな動線でももれなく拭いてくれます。段差のあるところで使用しても、落下したことは一度もありません。

 

【音が静か】

以前ルンバもちょこっと使用していたことがあるのですが、ルンバはブラシ部分が回転するのと、掃除機と同様ゴミを吸い取るので、音がうるさくて在宅時には使用出来ませんでした。ですがブラーバは床の上をすべっているだけなので、自分がいる部屋で使用しても音はまったくといいほど気になりません。私はよく椅子の上に正座しながら自分のいる部屋で使用しています(笑)。本当にもくもくと、静かにお掃除をしてくれている様子は見ていて癒されます。そしてただ拭いているだけなので、ルンバのようにゴミ受けを外して中のゴミを捨てる手間がありません。これまたルンバの悪口のようで気がひけるのですが、以前出勤時にセットして出かけ、忘れ物を取りに数分後に戻ってみたらなぜか充電ドックにご帰還されていたことがあったり、玄関の段差にはまって力尽きておられたこともありましたが、ブラーバにはそれがなく、安心してでかけられるのも、購入してよかった点のひとつです。

 

色々書いてきましたが、結論としては、間違いなく本当に買ってよかったです。

最初は神経質に色々床のものをどかしていました(キャスターつきの収納ワゴンなど)が、今は「四角い部屋に丸く掃除機をかける」がごとく、掃除中に明らかにひっかけていってしまいそうなもの(スリッパ、くずかごなど)だけどかして、とにかくスイッチを入れて出かけるようにしています。帰宅して素足でつるつるの床の上を歩くのは気持ちがいいもの。決して小さな出費ではないけれど、有意義な投資だったと思います。