一日一工夫

苦手な家事を少しでも楽にするための試行錯誤の日々を綴っています。

食事の支度が億劫だった私を救った一言

もともと、食事の支度を含め家事全般は苦手なのですが、特に夕食作りは一定の周期で「もうホントにホントにやりたくない!」という期間(?)がやってきます。
食事作りって、単に調理をしている時間よりも、その前後のあれこれにより時間も気力も労力もかかりますよね?
献立を決めて、冷蔵庫の中身を点検して、スーパーへと自転車を走らせ、あげくにせっかくこれを作ろうと思っていざ買い物をしてみると、お目当てのものが売り切れていたり、意外と高かったり、欲しいグラム分や切り身の枚数ががちょうどよく手に入らないとか、迷いと決断の連続で気力を使って、戻ってキッチンに立つ前にすでにヘトヘト・・・。ネットスーパーは便利ですが、献立を考えている段階ではもう作る時間までに届けてもらえないタイミングのことも多々あり、スーパーの買い物をゼロにすることはなかなか難しい。
話がそれましたが(この手の愚痴はエンドレス笑)、ある日相変わらず口癖のように「晩御飯どうしよう・・・」とぼやいていたときに義理姉がかけてくれた一言。

「自分の食べたいもの作れば?」

この言葉、一見(一聞?)当たり前のようですごく深い。
実家で家族の夕食をたまに作っていた何十年も前から「自分の食べたいものを作る」という発想はそういえばなかった。自分のための食事でもあるのに、何がたべたいか家族には聞いても、自分に聞くことはなかったなぁと。
似たような献立が続かないように、野菜もちゃんととれるように、おかずは副菜2品つけられるように・・・これって、もちろん家族の健康を考えたり、美味しいと言って欲しいからやっているわけだけれども、どちらかというと「義務を果たさねば!」という思考からの行動で、だから楽しくないわけだよなぁと思い至りました。

それからというもの、出来る範囲で、好きな食材を好きなように買って、味付けはこうで・・・という
「自分にとっての」理想の献立を作って出すようになりました。もっとも我が家は夫婦2人なので、お子様がいらっしゃる家庭では難しいのかも知れないのですが・・・。
自分が食べたいメニューにすると、だいぶそれまでの献立構成と違ってしまって、最初は恐る恐る出していましたが、これが意外に評判がいいのです。色々決めてた制約って、自分で勝手に思い込んでいただけで、そんなにきっちり守っていなくても実は向こうは全く気にしていなかったということも分かり、拍子抜けしました。

作ってるのは私なのに、私はなんて今まで自分にかわいそうなことをしていたんだろう?何の罰ゲーム?!と気づかせてくれた一言。
食事作り億劫な方は、自分が美味しい思いをしたいから作る!と発想を転換するだけで案外少しは気持ちが軽くなって楽しくなるかも知れません。ぜひお試しを。