一日一工夫

苦手な家事を少しでも楽にするための試行錯誤の日々を綴っています。

整理収納アドバイザー1級1次試験に合格しました【勉強法や受けたきっかけ・講座の感想など】

7月23日に整理収納アドバイザー1級の1次試験を受けてきました。
その会場で確か「1ヶ月程度で合否が分かる」と言われていたような気がしていたのですがすっかり忘れ、なんならいつが受験日だったのかも忘れ、昨晩ふと「そういえば試験どうだったかな?」と気になり・・・。
「もし受かってたら何か送ってくるだろうから落ちたのかな?」なんて考えつつも「整理収納アドバイザー 合否結果 いつ」でググってみたら「1ヶ月後以降協会HPにて」って書いてあるではないですか〜!
ドキドキしながら見に行って、無事自分の受験番号を発見しました。講座受講からだいぶ日があいていたし、試験勉強も3日漬け(さすがに一夜漬けではありません)くらいで、正直言って全然自信なかったので嬉しかったです。


ただ1級取得のためにはこのあと2次試験がありまして、それに受からないと「整理収納アドバイザー」を名乗って仕事が出来る「1級取得」とはなりません。
2次試験は実際にどこかのお宅をお片づけしてその成果を発表するプレゼン形式・・・。お片づけさせて下さるお宅を探したり、もちろんお片づけをしたり、その成果をレポートにしてプレゼンしなくてはいけません。一次合格の喜びもつかの間、考えただけで頭が痛くなりそうです。どうしよう・・・。

さて、さんざん「家事嫌い」を公言している私が「収納」を「アドバイス」する立場なんて絶対無理!と思いながらも、なぜ受講に至ったのか?
それはひとえに「整理収納上手」になりたかったからです。
整理収納を学べば、少しは自分も片付け上手になれるかな?というのが受講の動機でした。

子供の頃から、片付けは大の苦手、加えて非常にものの多い家に育ちました。祖父母同居で母の生家に住んでおり、祖母は大の買い物好きな上、包装紙や空き缶(クッキーやおせんべいなどの)なども「もったいない」と取っておく人(昔の人はみんなそうでしたよね)。何十年も引っ越しがないので「不要品の見直し・処分」が発生せず、収納はどこもかしこもぎゅうぎゅう。私の片付け下手も、祖母の「もったいない」から来ていたのだろうと思います。今後決して着ない・使わないであろう衣類その他も、破れたり壊れたりするまで捨てては「いけない」(捨てることへの罪悪感)と思っていました。引き出しに突っ込んだり箱に入れて押し入れにしまったり、今現在使用しているもののスペースを圧迫しているので、使用頻度の高い物がいつもそのへんに出しっぱなし、という状況でした。
今思い返すとよく分かるのですが「ものが多いこと」って、自分が思う以上にパワーを奪われます。若い頃の私はいつも疲れていました。今も人に比べて相当無気力な方だと思います。そして、疲れているから余計に掃除片付けもはかどりません。片付けする時間があったら寝ていたい・・・。いつも思っていました。

ですがそんな私でも、人一倍すっきりした家への憧れはありました。物が出しっぱなしだったり、きちんと並んでいなかったり、色や形が入り交じっていると不快を通り越して混乱してしまうのです。だから昔から、整理収納に関する知識を仕入れることには熱心で、実家を出て自分で収納をオーガナイズ出来るようになってからは、それらの知識をもとにあれこれ収納を工夫することに楽しみも見いだせるようになってきました。
ただこれも「片付けスイッチ」が入っているときだけ。そして私の場合、これが滅多に入らない!!!
どちらかというと「理論」ではなくて「どうやって気力を出すか」「楽しいと思ってやれるようになるか?」そちらを知りたいと思っていました。


さて、講座の話に戻りますが、私は講義ではなく通信(ユーキャン)で受講しました。とここでちょっとしたアクシデントが。
講義でも通信でも、カリキュラムが修了すれば自動的に2級の資格が授与されるのですが、1級の試験を受ける前に準1級の認定を受けなければいけません。ユーキャンでは引き続きカリキュラムに組み込まれている「1級予備講座」という課題を提出すれば準1級がもらえて、私も早いうちにその認定証を受け取っていました。ところがそこからだいぶ日にちがあいて、そろそろ1級受けようかな〜と協会のHPを見たら「準1級認定講座を受けなければ1級を受けられない」との記述が。ここで私は、先に提出して授与された資格が「準1級」に該当することをすっかり忘れて、このスクーリングの講座を(必須だと勘違いして)受講してしまいました・・・。もちろん勘違いしていた私が悪いのですが、申し込みの時点で「この人は準1級認定されている」って見分けて欲しかったかも・・・?とちょっとだけ思ってしまいました。こんな人私くらいしかいないから当然かも知れませんが。
でもこの講座を受けたおかげで、どんな人たちがこの講座を受けようとしているのかとか、実際に開業するのかしないのか?などという雑談が出来たり、何よりありがたかったのは「すぐの日付で申し込まないと一生受けない気がする!(←それ私だwww)」と言ってる人に出会えて私も先延ばしせずに試験を直近の日程で申し込めたこと!!!このひと言を聞けただけでもあの日スクーリングを受けてよかったと思いました。先延ばし癖のある人は講義形式(通信じゃない方)がいいかもしれないです。

さて、講座を受けた感想ですが、若い頃からさんざん片付けノウハウについて情報収集してきた身には、正直新たに学ぶことは少なかったかも知れないです・・・(すみません)。ですが偉そうに言わせていただけば、大事なことが系統立てて網羅されていて、1から学ぶには本当にすごく役に立つ講座だと思いました。

私が本当に知りたいし、これからも自分なりに研究したいのは


・どうやって片付けようという気力を起こすのか?片付けを楽しいと思えるようになるにはどうすればいいか?
・家族の持ち物が多い場合、どうやって家のすっきりを保つのか?


ということです。

そもそも片付ける必要のないように、最初からものを減らせばいいのでは?という意見もあると思います。私もそう思います。でも、人は生きて行く上で何かしらのものを買わなければ生きて行けないものですし、少なく持っていてもまったく片付けなくていいということではありません。収納の見直しも定期的に必要です。そして、一緒に生活している人が片付けやものを減らすことに無関心な場合の対処も非常に難しい問題であると感じます。
こうなってくるともう、単なるテクニックでは対処出来なくて、脳のメカニズムとか、健康管理とか、そういうところから考えていかないと、納得のいく整理収納って完結しないんじゃないかというのが私の考えです。
そして、片付いた家がゴールでないのは言うまでもありません。人が欲しいのは「感情」です。どんなにごちゃごちゃした家でも、それで自分がハッピーならなんの問題もないわけです。「整理整頓=正義」をふりかざさないように、いつも心に留めておきたいと思います。